調べてみたら、アラビア語は世界で第3位のメジャーな言語だった。

アエアビア語

Twitterであまりに多くのアラビアの方からフォローが来るので
すこし、アラビア語に興味が湧きました。

アラビア語を話す人=イスラム教徒=過激派 というイメージがありませんか?
私は恥ずかしながらありました。

今回調べてわかったことは、アラビア語は世界で見ると
かなりメジャーな文字だということです。

インターネット人口で言えば4位
1位:英語 2位:中国語 3位:スペイン語 につぐ4位

使用されている国の数で言えば3位
1位:60ヶ国:英語 2位:39ヶ国:フランス語 3位:27カ国:アラビア語

地図や統計から、なるべくわかりやすく手短にレポートします!

アラビア文字について

キーボード|アラビア語

アラビア‐もじ【アラビア文字】

アラム文字から発達した表音文字。4~5世紀ごろ成立しました。
子音文字28個、母音は文字の上下に符号をつけて表します。
右から左へ横書きにします。
アラビア語・ペルシア語・マレー語などに使用されています。

アラビア文字(アラビアもじ)は、アラビア語をはじめ、世界中のイスラム文化圏に属する諸言語を記述するのに使われる文字。ラテン文字、漢字に次いで、世界で三番目に使用者数が多い文字体系である。

歴史

アラビア文字の起源はアラム文字である。紀元前3世紀から紀元後3世紀頃までに勢力をもったペトラを中心とするアラブ系のナバタイ人が使用したアラム文字の一派、ナバテア文字を直接の起源としている。当時のナバテア文字は、他の地域のアラム文字と同様に文字同士を連結して、続け書きする特徴があった。ナバタイ人の活動範囲はシリア北部からイエメン方面まで広域におよび、4世紀頃からヒジャーズ(紅海東岸)地方を中心に、他のアラブ人にも用いられ始めた。当初ナバタイ人や他のアラブ人たちはこの文字をアラム語でのみ筆記して使用していたが、次第に自らの母語であるアラビア語も表記するようになった。

ただアラビア語はアラム語よりも子音が多く、さらに最初期のアラビア文字はいくつかの文字で本来異なる文字同士が同じ字形で表記されるという致命的な欠点を持っていた。この問題と続け書き表記のゆえに、文字を区別するために点が加えられたり、続け書きをしない文字が決められた。イスラム教の生まれた7世紀にはおおよその形ができあがっていた。

イスラム教布教後のアラビア文字は神(アッラーフ)の発した言葉の記録であるクルアーン(コーラン)や宗教文献の表記に使われたため、イスラム教に改宗した非アラブ民族にも神の教えに近い文字と認識され、ペルシア語をはじめとする多くの言語の表記にも用いられるようになった。

中には近代にヨーロッパ文化の影響を受けて文章語が生まれた時に、あえてアラビア文字による正書法が選ばれた言語もある。
なお、フィリップ・K・ヒッティ教授(レバノン出身)は、「アラビア文字は、世界でラテン文字の次に広く使われている文字である」と『アラブの歴史(上)』(原著1937年発行)の中で述べた。そして、使用言語として、ペルシャ語、アフガン語、ウルドゥー語、トルコ語、ベルベル語、マレー語をあげた。

アラビア文字と言語

現在、表記にアラビア文字を使う言語は、アラビア語、ペルシア語、ダリー語、クルド語、パシュトー語、バローチ語、アゼルバイジャン語(主にイラン領で)、シンド語、ウルドゥー語、カシミール語、パンジャブ語(主にパキスタン領で)、ウイグル語、カザフ語(主に中国領で)、キルギス語(主に中国領で)、ベルベル語、マレー語(主にブルネイ、そしてマレーシアやインドネシアでは、ムスリム向けのメディアや宗教関係)、モロ語(英語版)(主にフィリピンのモロ族)、ジャウィ語、バルティー語(英語版)などである。

太陽文字・月文字

アラビア文字は太陽文字と月文字の二種類に分かれる。

太陽文字
アラビア語で、定冠詞の “ال” (al-) の /l/ の音が後の文字と逆行同化して長子音となる文字を言う。具体的には、/l/ と調音点が同じ、または近接である舌頂音 (歯音、歯茎音、後部歯茎音) を表す文字である。「太陽」を意味する شمس (shams, シャムス)の語頭の文字 ش が含まれるため、太陽文字 َحروف شمسية(hurūf shamsiyya, フルーフ・シャムシーヤ)と呼ばれる。例えば、 شمس に定冠詞がついた場合、 الشَّمْسُ (ash-shams, アッ=シャムス)となり「アル=シャムス」とは発音しない。すなわち、アラビア語の定冠詞である ال の直後に太陽文字が来る場合には定冠詞は「アル」と発音するのではなく、太陽文字が2つ重なって発音される。具体的には、ت, ث, د, ذ, ر, ز, س, ش, ص, ض, ط, ظ, ل, ن が太陽文字である。

月文字
定冠詞の /l/ の音が同化しない文字、つまり太陽文字以外を月文字という。「月」を意味する قمر (qamar, カマル)の語頭の文字 ق が含まれるため、月文字 َحروف قمرية (hurūf qamariyya, フルーフ・カマリーヤ)と呼ばれる。قمر に定冠詞がついた場合、 القمر (al-qamar, アル=カマル)となる。左記のアル=カマルのように定冠詞 ال の直後に月文字が来る場合には、定冠詞は「アル」と発音する。また、具体的には、ا, ب, ج, ح, خ, ع, غ, ف, ق, ك, م, ه, و, ي, ء が月文字である。

アラブ人の定義

一般的に、アラブ人の定義は 【アラビア語を公用語とする人】です。

単純にアラビア語を公用語としている国は27カ国あり
英語(60ヶ国)、フランス語(39ヶ国)に次ぐ第3位の国数です。

アラビア語を唯一の公用語としている国(緑)/複数の公用語の一つとしている国(青)

出典:Wikipedia

中東=アラブは間違い。

中東は、非アラブ国(アラビア語を公用語としない国)である、トルコとイランが含まれます。
アラブ諸国は中東よりも南アフリカの国々が多く含まれます。

よって、単純に、中東=アラブとするのは、間違いです。


イラン・・・ペルシア語
トルコ・・・トルコ語

<言語の由来>
アラビア語・・・アフロ・アジア語族→セム語派→西方セム語→中央セム語→アラビア語
ペルシア語・・・インド・ヨーロッパ語族→インド・イラン語派→イラン語群→ペルシア語
トルコ語・・・テュルク諸語→オグズ語群→トルコ語

中東・・・非アラブ国のイラン・トルコが含まれる


出典:Wikipedia

アラブ諸国・・・南アフリカが多く含まれる


出典:Wikipedia

アラビア語の言語学的分類と他言語との比較

アラビア語についてもう少し詳しく分類比較します。

まずは、世界で使われている言語での分類比較です。
世界で使われている言語数は1300という説や、数千、最大で6000あるとする言語学者もいます。

細かな、方言や国ごとに派生した言語を別の言語として定義するか否かで変わってきます。
多くは、1300から2000としている人が多いようです。

それでは、世界で使用されている言語を見方を変えながら比較してみます。

ネイティブスピーカー人口での比較

アラビア語人口:世界5位:2億3000万人
日本語人口:世界9位:1億3000万人

使用言語世界地図

出典:imgur

順位言語語族話者人口
1位中国語シナ・チベット語族13億7000万人
2位英語インド・ヨーロッパ語族-ゲルマン語派5億3000万人
3位ヒンディー語インド・ヨーロッパ語族-インド・イラン語派4億9000万人
4位スペイン語インド・ヨーロッパ語族-インド・イラン語派4億2000万人
5位アラビア語アフロ・アジア語族-セム語派2億3000万人
6位ベンガル語インド・ヨーロッパ語族-インド・イラン語派2億2000万人
7位ポルトガル語インド・ヨーロッパ語族-イタリック語派2億1500万人
8位ロシア語インド・ヨーロッパ語族-スラブ語派1億8000万人
9位日本語日本語族1億3400万人
10位ドイツ語インド・ヨーロッパ語族-ゲルマン語派1億3000万人
出典:Wikipedia

インターネット人口/使用国数での比較

アラビア語使用国数:世界3位:27ヶ国

アラビア語インターネット人口:世界3位:1億3561万人
日本語インターネット人口:世界6位:1億0962万人


出典:TRIPGRAPHICS

順位言語インターネット人口
1位英語8億0062万人
2位中国語6億4937万人
3位スペイン語2億2240万人
4位アラビア語1億3561万人
5位ポルトガル語1億2177万人
6位日本語1億0962万人
7位ロシア語8747万人
8位ドイツ語8113万人
9位フランス語7889万人
10位マレー語7545万人
順位言語使用国数
1位英語60ヶ国
2位フランス語39ヶ国
3位アラビア語27ヶ国
4位スペイン語21ヶ国
5位ポルトガル語9ヶ国
5位ドイツ語9ヶ国
7位ロシア語6ヶ国
8位中国語3ヶ国
8位タミル語3ヶ国
10位ヒンディー語2ヶ国

インターネット人口成長率での比較

アラビア語圏のインターネット成長率52倍と驚異的に普及が広がっています。

順位言語インターネット人口インターネット普及率成長率
1位英語8億0062万人58.4%468.8%
2位中国語6億4937万人46.6%1910.3%
3位スペイン語2億2240万人50.6%1123.3%
4位アラビア語1億3561万人36.9%5296.6%
5位ポルトガル語1億2177万人46.7%1507.4%
6位日本語1億0962万人86.2%132.9%
7位ロシア語8747万人61.4%2721.8%
8位ドイツ語8113万人85.7%194.9%
9位フランス語7889万人20.9%557.5%
10位マレー語7545万人26.6%1216.9%
出典:Wikipedia

ツイッター人口での比較

2015年のデータですが、1分間あたりの世界ツイート数統計です。
現在は、順位が変動しているかもしれません。

順位言語ツイート数シェア
1位英語201,27333.6%
2位日本語141,03423.5%
3位スペイン語62,23510.4%
4位アラビア語35,7326.0%
5位ポルトガル語31,3485.2%
出典:ツイッター使用言語ランキング

人種(遺伝子学)分類

アラブ人の多くは、Y染色体ハプログループJ1に属する人たちです。
ハプログループJ1|アラビア人

出典:Wikipedia

ハプログループJ1の人たちは、中東を中心に、南アフリカ・ヨーロッパ・インドにかけて
広く分布しています。

ちなみに日本人は
1) D52-DR2 : 中国大陸北部から朝鮮半島を経て北九州・近畿へ分布
2) B44-DR13、B7-DR1 : 満州・朝鮮半島東部から日本海沿岸へ分布
3) B54-DR4 : 中国南部から琉球諸島を経て太平洋側へ分布
4) B46-DR8 : 中国大陸南部から直接、あるいは朝鮮半島を経由して北九州へ
の4つのグループで8割を占めます。

アラブ=イスラム教徒 とは限らない

イスラム教徒(=ムスリム)は、アラブ・中東だけでなく
西アジア・東アジア・中央アジア・東南アジアにも多い。

イスラム教徒世界分布

出典:Wikipedia

○○人という呼び方は分類が曖昧

○○人という呼び方は、人種で分けていたり、宗教で分けていたり、言語で分けていたり、
または3つが複合したりしていて曖昧で複雑です。

アラブ人

アラビア語を公用語とする人たち

エジプト人

エジプト国籍の人たち

パレスチナ人

パレスチナ在住のアラブ人

シリア人

シリア国籍の人たち
90%がアラブ人(その他はクルド人・アルメニア人・ギリシャ人)

ユダヤ人

ユダヤ教を信仰する人たち
(ユダヤ人という人種があるわけではない)
クリスチャンやムスリムといった概念と一緒

ムスリム

イスラム人という呼び方・考え方は存在しない。
イスラム教徒のことはムスリムという。

つまりどういうことか

エジプト人やパレスチナ人はアラブ人に含まれる。

ユダヤ教信者は、ユダヤ人と呼ばれ、ユダヤ人は自分たちと区別して、
他のパレスチナ人をアラブ人と呼ぶ。

アラブ人の多くはムスリムだが、無宗教の人やクリスチャンなど色々な宗教がある。

ムスリムの中には、アラブ人以外にも、イラン人(ペルシャ語)、トルコ人(トルコ語)、
インド人(ヒンディー語)など様々。

まとめ

いかがだったでしょうか?

表面的に調べてみましたが、深く知るには、イスラム教と歴史を学ぶ必要があるようです。

なぜ今イスラム社会が混乱しているのか?
パレスチナ問題とはなんなのか?

そういったところまで突っ込んで調べてみたいと思います。
次回記事にまとめます。

それでは、今回はここまでにします。

読んでくださってどうもありがとうございました。
またどうぞ、よろしくお願いします!

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